風信子だより

ここでは、仙台東教会が毎月発行している「風信子(ひやしんす)だより」を掲載しています。牧師や教会員の方の記事を中心にした月報です。

2017年08月27日 ( 日 ) 北陸旅行記


 
風信子便(ヒヤシンスだより) 2017年8月号(123) 
 仙台東教会月報         北陸旅行記
 
 8月18日(金)から、四泊五日の北陸路の旅を満喫させていただきました。たくさんの出会いと、美しい風景を経験させていただきました。神様と教会に感謝します。すべてをここに記すことはできませんが、いくつか載せていただきます。
 私的には、上の写真の出会いが一番でした。黒部峡谷・宇奈月温泉の街中にある「カフェ・モーツアルト」のマスターである能勢実さんです。
 生年も私より一年上。こよなくモーツアルトを愛する方です。あまりのモーツアルト好きが高じて、8年ほど前から、宇奈月をモーツアルト一色にしようと試み始められました。そもそも小学校の時に、すてきな音楽の先生と出会い、ウイーン少年合唱団の「美しき青きドナウ」を観てから、音楽に惹かれ、大学を卒業してからフランスに渡り、芸術に触れ、帰国してから一般の職に就くも、音楽への思いを断ちがたく、ついに故郷宇奈月にカフェを開店、特にモーツアルトの音楽の普及に努めました。
 お店のテーブルにあった地ビールの話が私の興味を惹いたのです。宇奈月の地ビールは、みんなモーツアルトを聴きながら、育つのだという記事から、能勢マスターとのお話が始まったのです。このことは「風信子便り」の6月号に書いたばかりでした。モーツアルト聞きながら育つお味噌、苺、ビール。みんなおいしくなります。宇奈月の地ビールは、モーツアルトを聴き始めてからは受賞続きだそうです。
 
 8年前から始まった「モーツアルト音楽祭」。300組のプロアマの人たちが、モーツアルトをいろんな場所で演奏します。ある時は足湯の広場で、ある時はホテルの玄関で、ある時はコンサートホールで。
もう一つ驚いたことがあります。朝日歌壇のことはお話したことがありますが、ここに投稿し続けている富山市在住の松田梨子(りこ)・わこ姉妹。お姉さんの梨子さんが歌、わこさんがピアノで参加していることを知って驚きました。小学生中学生の時から一方的に「朝日歌壇」で知っている梨子わこさんも高校生と大学生。将来の実行委員長候補として活躍している由。今年は9月16、17、18日開催なので、行くことは無理ですが、いつの日にかモーツアルト三昧の3日間を宇奈月で過ごしたいと思いました。同世代の能勢マスターと出会わせてくださった神様に感謝します。こういう出会いを「神の導き」と言うのだと言ったら、能勢マスターは「モーツアルトのいたずら」だね、と言われました。
 さて、紙面も少なくなってしまいました。もう一つ、「風信子」に関係のある「室生犀星記念館」です。金沢市の犀川のほとりに建つ犀星記念館は、犀星が育ったお寺のそばです。ここで、私は50年近く誤って覚えていたことを正されました。「風信子」の漢字を用いた詩人・立原道造は犀星に愛された詩人の一人でもあります。道造の代表作「のちのおもいに」の中に「草ひばりのうたいやまない/静まりかえった昼下がりの林道」という一節があります。この草ひばりと言うのは、わたしは単純に空飛ぶ雲雀の一種だと思っていましたら、これはコオロギの一種だというのです。犀星記念館の会の名前が「草ひばりの会」で、その会報を読んでいましたら、草ひばりが鳥ではなく、虫であることが分かったのです。さっそく「草ひばり会」に入会しました。犀星と立原道造に対する贖罪の意味でもあります。心入れ替えて「草ひばり」を愛します…。  (牧師 中井利洋)
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