風信子だより

ここでは、仙台東教会が毎月発行している「風信子(ひやしんす)だより」を掲載しています。牧師や教会員の方の記事を中心にした月報です。

2018年08月19日 ( 日 ) キリスト教保育連盟夏期保育者セミナー 〜沢知恵さんの歌と話を聞く〜

 
キリスト教保育連盟夏期保育者セミナー
講演機屬かわる平和の神さま」講演供屬い里舛鮖身する」
〜沢知恵さんの話と歌を聴く〜
8月2日(金)3日(土)にかけて、桧原湖近くの裏磐梯レイクリゾートホテルにおいて、キリスト教保育連盟東北部会の夏期保育者セミナーが行われました。2018年度は、今までは違って、シンガーソングライター(と一言ではくくれない活動をされている。略歴に規格外のシンガーとありました。)の沢知恵さんをお招きして、お話や歌によって楽しく充実したひと時を過ごすことができました。いつもパワフルに、感動する心を持って活動している沢さんのお話や歌によって、すっかり涙腺がゆるんでしまいました。
三つの大きな話がありました。沢さんのお父さんは、日本人の沢正彦牧師であり(沢さんが高校生の時に天に召されました。)、お母さんは仙台在住(?)の金纓(きむ・よん)牧師です。生まれたばかりの沢さんを連れて、ハンセン氏病療養施設である大島青松園に行って、もう治癒しているが、後遺症はあるハンセン氏病の人たちに産まれたばかりの沢さんを見せに行ったそうです。赤ちゃんを見たこともない療養所の方々はおっかなびっくり可愛い赤ちゃんにふれることができました。その時の縁で療養所のある教会などで継続的な奉仕を続けています。今は、「沢知恵基金」を設立して、被災地などでもコンサートを開催しています。
もう一つの話は自宅出産をされたお話しです。中一の女の子、小五の男の子を自宅で出産するために、厳しくて愛情あふれる助産師さんに産まれまで、一日三時間歩いて足腰を鍛えなさいと言われた由。無事に産まれた後の楽しくも、様々な出来事のあった子育て(もちろん今も継続中)。そして選びに選んだ千葉県の保育園のユニークな保育のこと。自分は、歌手だからシンガーこそ一番素晴らしい職業だと思っているけれど、保育士さんと助産師さんは次に素晴らしい職業であると言って下さいました。


三つ目は谷川俊太郎さんとの交流です。上の写真は沢さんと谷川さんです。(沢さんのフェイスブックから)。谷川さんの詩に曲を付けた曲集のCDがあります。沢さんの母方の祖父(韓国の方です)は、金素雲(きむ・そうん)さんという詩人で、今も岩波文庫で出版されている「朝鮮童謡集」という詩集があり、若き詩人の谷川さんは、※1その中の詞を参考にして童謡の詩を創ったことがあり、その「罪滅ぼし」に沢さんとコラボすることが多くなったそうです。セミナーの数日前にも札幌で二人の演奏、詩の朗読会があったそうです。一九七〇年代に親しんだ谷川さん詞、故・武満徹さん作曲に「死んだ男の残したものは」も沢さんが歌っておられて、何度も何度も聴きました。
 
2014年に千葉県から、岡山県に移られた沢さんですが、自然災害の少ない岡山県にあって、先日の西日本豪雨災害の被害に遭った倉敷市真備に近いところにお住まいで、復旧のためのプロジェクトに参加されているそうです。岡山大学の教育学の大学院生でもある沢さん。お母さんの金纓牧師もパワフルで、今どこにおられか分からないような活動の仕方ですが、沢さんもキリストの証しのために全方位的な活動で私たちを魅了し続けます。

今回のセミナーには五城保育園から二人の若い保育士さんも参加されました。楽しく歌ったり、涙でお話に入り込んだり、バラエティに富んだ沢さんの講演に感動した様子でした。電車を乗り継いでくる予定でしたが、乗換に手間取って開会礼拝にちょっと遅れてやきもきさせる一コマもありました。素晴らしき夏のセミナーでした。(牧師 中井利洋)

※1 「朝鮮童謡集」から、その曲が中田喜直作曲の「誰もしらない」という曲であることが分かりました。「♪誰もしらない ここだけのはなし」という歌詞です。
[バックナンバー]

キリスト教保育連盟夏期保育者セミナー 〜沢知恵さんの歌と話を聞く〜
「聖書を学ぶ会」創世記を読み終わって
キリスト教保育連盟東北支部総会・研修会
感話四題
2018年度牧会方針
世界祈祷日と3.11黙想と祈りの会
教会学校スタッフセミナー
2018年の始まり
2017年のクリスマス 
全国説教塾30周年記念シンポジウム報告

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