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虐待防止


「虐待」と「しつけ」は違います。いくら「よいこと」でも力づくで教え込むことでも子どもに悲しい思いをさせることでもありません。「していいこと」と「悪いこと」との区別は、力で教え込むことではなく、愛されることによって自然と身についていくものなのです。
保育者が何気なく言った言葉や、何気なくとった行動が子どもを傷つけている可能性もあります。子どもにとって、一日の半分近くを過ごしている場所でこういったことがあると通うことが嫌になってしまいます。そうならないためにも虐待につながる言葉、行動などなかったか…自分の保育を見直すことを心がけています。
 


虐待とは

親(または、それにかわる保護者)が子どもを傷つける罰や暴力のこと



虐待の種類

身体的虐待
→子どもにケガをさせるような暴力をふるうこと
……たたく、つねる、たばこの火を押し付けるなど

心理的虐待
→子どもの心を傷つけること
……大きな声でこどもをこわがらせる、「やくたたず」「死ねばいい」といったことばをあびせる、まったく子どもの相手をしないなど

ネグレクト
→子どもが必要とする世話をしないこと
……食事を与えない、汚れたおむつや服をかえさせない、子どもを部屋に閉じ込めたり、家に入れないなど

性的虐待
→子どもを大人の性的な欲求のために利用しないこと
……子どもが嫌がっているのに身体をさわる、裸の写真を撮るなど



どうして虐待は起こるの?
家族同士やまわりの人との人間関係、家庭の生活を支えていくことへの不安、子どもを「いい子」に育てなければ、というプレッシャーが親の負担になっていることもあります。親自身がストレスを感じている時に、子どもが思い通りにならないと、イライラして子どもにあたってしまうということもあります。こうした親は、後になって「どうしてやってしまったのだろう」と後悔し、さらに悩みを深めることもあります。


子どもに対する接し方

虐待された子どもは、保護者との信頼関係が損なわれているので、周囲の人に対して不信感や警戒心を持ち、他人とのコミュニケーションがうまくとれません。私たちは、虐待されている子が身体的、心理的にも傷を受けていることを十分に理解したうえで、子どもと接していくことが大切です。

保育園にいる間は、子どもにとって「安心できる場、この人といれば安心」といった気持ちになれるように、やさしい声かけや軽いスキンシップをします。

「自分は悪い子」と自分を責めている場合があるので、愛されている実感がもてるようにします。

自分の感情を自由に出すことを抑えられているので、喜怒哀楽を促します。保育者のほうから笑いかけたり、子どもが泣いたり、暴れたりしてもその全てを受けとめ、じっくりと関わります。

虐待が悪化したり、再発した時に子どもが自ら信号を出せるように教えます。普段から「困ったときは、先生になんでも言ってね。」ということを繰り返し伝えておきます。